【講師をしました】天王寺区主催 第2回「学ボーサイ」

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2022年1月15日(土)の「学ボーサイ」(天王寺区役所主催)。


第2回のテーマは「親子で考えるおうち防災『こどもぼうさいレストラン』」。
”もしも”の時にも、”いつも”と同じ食環境をできるだけ維持するために知っておくと役立つ食の備えについてお話しました。

災害が起きるとライフラインが使えなくなって調理家電が使えない、また、物資の供給が遅れたり、ゴミの回収が滞ったり、”いつも”の暮らしに様々な変化があります。
そんな時に困らないよう、”いつも”の中で備えておくことが大事です。

講座では、非常食の定番のアルファ化米はそのまま食べるだけでなく、調味料や具材をうまく組み合わせると簡単で美味しいドライカレーが作れる方法をご紹介し、みなさんで作りました。
今回はゴミを減らす工夫として、食品用のビニール袋の中にアルファ化米やカレー粉、具材を入れていき、お湯を注ぎます。


アルファ化米がドライカレーに”変身”する間に、区役所職員の方による簡易トイレ実験や紙食器づくりなど、盛りだくさんな内容でした。
マンション率の高い天王寺区ですが、大きな地震直後はエレベーターなどの設備の故障や上下水管の損傷などの危険がないか予め確認を済ませたから共用設備や各戸のトイレを使うことが必要です。それまでは簡易トイレ(携帯トイレ)の用意が欠かせません。

家族の人数から必要数を計算してみると、予想以上にたくさんの個数が必要だということがわかり、「全然足りない。。。」という声もちらほら。
今回は「食」を中心に「おうちの備え」についてお伝えしましたが、”もしも”に備えた取り組みをご家族で一層進めていただきたいと思いました。

試食タイムでは、自分が作ったドライカレーをプラカップや紙食器を使って食べてみました。
避難所では一人ひとりに合った食べやすい食器の用意まで行き届かないことが多いので、特に小さなお子さんのいるご家庭では、子ども用のプラスチック食器や使い慣れたスプーンなどを防災リュックに入れておくこともお勧めしました。

ご参加くださった方からは、「防災への意識が高まった」「自宅でもアルファ化米を使ったメニューを考えたい」とご好評の声をいただきました。

定員を上回る60名のお申込みをいただきましたが、オミクロン株の感染が広がり始めた時期と重なり、体調不良等により参加を見送られる方もおられました。
当日は約半数の30名のご参加をいただき、コロナ禍での災害を想定した情報共有の機会にもなりました。
区役所の講堂を会場に、ディスタンスの確保や家族ごとの配席、手洗いの徹底、手指の消毒など、区役所職員のみなさまには最大限の対策を取っていただきました。
ありがとうございました。

(ママコミュまとめ)*写真はご承諾済のものです。*天王寺区役所のホームページにも報告記事が掲載されています。

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