おやこ防災サロン2017 第2回
第2回 「なまずの学校」体験会&食べる×防災クッキング
9月2日(土)スタジオロータス
Part1 「なまずの学校」体験会(お話:防災士 出水季治さん)
災害の場面が描かれたイラストを見ながら、身近にあるものを使って問題を解決するチカラを競う防災ゲーム「なまずの学校」を実際に体験していただきました。
Q1
地震が起きて人がタンスの下敷きになっています。
さて、あなたは何を使ってどうしますか?
テーブルに広げられた身近にあるものが描かれたカードを一人一枚選んでもらいます。
しかし、自分が欲しいカードは他の人が欲しいカードかもしれません。
自分が取りたいカードを必ず選べるわけではありません。
そんな状況でも、必ず一枚何かカードを取らないといけません。
今回のゲームでは、「ハンカチ」を選んだ3歳くらいの女の子がいました。
「どう使うの?」
「下敷きになった人の顔に埃がかからないようにかけてあげるの。
小さな女の子には、下敷きになっている人を自分一人の力では救えません。
ならば何もしないのか?
自分にできることを考えて、行動する。
小さな女の子が自分の思いをハンカチという道具でしっかり伝えてくれました。
災害時の行動に「間違い」はありません。
大人も子どもも与えられた状況下で最善を尽くす。
「ハンカチ」を選んだ女の子の優しい気落ちに皆さんがあたたかい気持ちになりました。
この講座の様子はブログでもご紹介しています。
Part2 食べる×防災クッキング(料理研究家 南井由希子さん)
賞味期限が来る前に非常食を消費し、新しいものと入れ替える「ローリングストック」の方法を知っておくとせっかくの備えが無駄になりません。
今回は非常食の定番「アルファ化米」「乾パン」を使った美味しいメニューをご紹介しました。
メニュー
・アルファ化米で作るチキンライス
【ポイント】
通常水かお湯で戻すアルファ化米ですが、味が淡白すぎて食べづらいので、トマトジュースを使います。
平常時はお子さんが食べやすいよう玉ねぎ、ピーマン、人参、鶏肉を使います。災害時に野菜が手に入らないときのために冷凍のミックスベジタブルを用意しておくと栄養のバランスが保てます。
・チョコ羊羹で作るシリアルバー
【ポイント】
羊羹は寒天で固めているのでお鍋で熱するとすぐに液状になり、冷ますと常温で固まります。
チョコレート羊羹1本そのまま食べても美味しいのですが、そこへ乾パンを砕いたものやシリアル、ナッツ、ドライフルーツ、マシュマロなどをお好みで加えるとボリュームが増え栄養価も高まります。
チョコレートの成分はリラックス効果もあるので災害時の精神安定にも役立ちます。
レシピはこちらから↓
防災食deクッキングレシピ0902
防災士オススメの非常食&防災グッズ
ベルギーの有名ブランドが使用するプロ向けのチョコレート「カレボー」と羊羹のマリアージュが楽しめる商品。カカオに含まれるテオブロミンという成分が自律神経を安定させリラックス効果をもたらしてくれるので災害時のストレス対策にも役立ちそう。エネルギーは1本あたり128kcal。
吸水性、保水性、抗菌性に優れた「高吸水性樹脂」を使用しているので機能面・衛生面ともに安心。 5箱セット単位の販売となりますのでノベルティや、ちょっとしたプレゼント配布などに最適です。
1箱に2回分入っているので「非常用トイレってどのようなもの?」という方にもお気軽にお試し頂けます!
風をさえぎり安定した加熱性能を保つ「ダブル風防ユニット」が付いている「ウインドブレイクこんろ」。風が強い屋外での使用時も炎が風に流されずに安定した火力を得ることができます。さらに専用ケースが付いているので持ち運びも簡単。非常持出品として普段置いておいてもスッキリです。最大火力連続燃焼時間は66分とパワフル。