「赤ちゃんのエンパシー(共感力)で学ぶ いのちの尊さ」【 柳川真由美さん】

インタビュー

今から20年前、小さいながらも元気な娘を出産しました。出産と同時に専業主婦になりました。子育ての不安を抱えながら、娘の寝顔や笑顔に癒され子育てを楽しんでいました。

4年後、娘が通う小学校のPTA活動に参加することになりました。広報委員から始まり会長も3年間務め気がつけば11年間させていただきました。東淀川区PTA協議会副会長、大阪市PTA協議会副会長として「子どもたちの笑顔のために」をモットーに活動してきました。そして、大阪市の子どもの不登校、いじめ、自殺等に直面し心痛めました。地域の子どもは地域で育てる。できることを無我夢中でおこなってきました。しかし、PTAは子どもが卒業したら私も卒業。今までの活動を無駄にしたくなく、NPO法人を立ち上げました。

2年前、「赤ちゃん先生プロジェクト」のサイトを見つけました。赤ちゃんが先生? サイトを隅々まで読み感動しました。ママの働き方応援隊は、「子育て中がメリットになる働き方をつくる」を理念のもと、神戸で誕生したNPO法人である。学校や高齢者施設、イベント等に赤ちゃんを連れたママたちが出向き命の尊さや、家族の絆の大切さを伝えます。

「赤ちゃん先生プロジェクト」は、赤ちゃんと子どもたちや高齢者とのふれあいを通じて、子育て中の母親が地域とつながり、「無縁社会を解消する」ことを目指しています。私たちが行いたかったことでした。私が子育て中に生きにくいと感じていた時に「赤ちゃん先生」があったらどんなに気持ちが楽になったかとも感じました。そして、どんなにつらくても赤ちゃんの笑顔で癒されていたことも、赤ちゃんが持つ「エンパシー」だったんです。

月に1回で5か月間の「赤ちゃん先生」の授業。子どもたちの目は輝いています。そして赤ちゃんも子どもたちを見ると笑う。言葉は通じないけれどしっかり絆が生まれています。ママたちの子育ての話を聞き、子どもたちも親から大事に育てられたことを感じています。そして、ママたちは子どもたちを通じて未来の自分の子の姿を見ています。

まさに、赤ちゃんが命の尊さを伝えているのです。なんと言っても、子どもと一緒に働けて、世間に必要とされている。子育て中だからできる、そして今私には赤ちゃんはいないけれど、経験者としてママたちのサポートをさせていただき、貴重な体験をさせていただいています。「誕生の奇跡!」を毎回感じながら、私もまた、2人の子どもが私のもとに誕生してくれたから今の自分があることに感謝しています。ありがとう!

柳川真由美さん プロフィール

2004年豊里小学校PTA副会長、2006年豊里小学校PTA会長を経て、東淀川区PTA協議会副会長、大阪市PTA協議会副会長を合計11年間つとめる。2011年NPO法人日本子ども体育協会理事に就任。2012年NPO法人ママの働き方応援隊 赤ちゃん先生プロジェクト豊里学級長に就任。赤ちゃん先生プロジェクトを教育機関や高齢者施設等で開催している。

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