おやこ防災サロン 第4回
第4回 こんなときどうする?親子で考える防災カフェ
10月1日(土)天王寺区民センター
「防災:親目線と子ども目線の違い」について(お話:プラス防災代表、防災士の坂本真理さん、関西最年少防災士の坂本紫音くん)
これまでの「おやこ防災サロン」を振り返って、災害時の避難、非常持出品、非常食などについて親子それぞれの視点でポイントをまとめてお話ししていただきました。
大きな地震が起きた時に親子が一緒にいるとは限りません。通信が混乱していればすぐに携帯で居場所を伝え合って無事を確認することすら難しい場合もあります。そんな時お互いに不安にならないように何をしておけばいいでしょうか?
家族が定期的によく出かける場所があれば、その近くの避難所をあらかじめ確認しておいて、災害かあればそこへ身を寄せることをお互いに確認することも大切な方法といえるでしょう。
坂本真理さんの息子さん、坂本紫音くんからは、防災士として大人と同じことをするのではなく、子ども目線で防災や災害を見つめ、子どもにもできること、子どもにしか気づかないことをもっと社会に伝えていきたいというコメントがありました。
学校や家庭で地震が起きた時に椅子やテーブルの下に身をかがめることはよく知られていますが、子どもの弱い力だと自分の身体を支えるのが難しいこともあります。そんな時は椅子や机の脚を対角線上に持つと椅子や机も倒れないし、自分の身体もグラグラせずに安定させることができるということを聞きました。
これなら小さな子どもでも自分の身を守ることができそうです。 その他、家族に応じた非常持出品の揃え方や100均ショップの活用法など、親子それぞれの視点でピックアップした品々を実際に見ながら、参加者のみなさんから質問を受けたり、意見交換を行いました。
ワークショップ
非常食を日常食に ちょっとおしゃれな一品に変身させるレシピを紹介
後半は、南井由希子さんから非常食を美味しく食べる工夫やレシピの紹介をしていただき、実際に試食を行いました。
レシピはこちら
アルファ化米は通常は水か湯で調理しますが、味に変化を持たせたい時はトマトジュースや野菜ジュースを使うとケチャップライスのような風味になり、子どもでも美味しく食べられます。災害時に不足しがちな野菜や肉類を冷凍食材や保存食で補う方法もオススメです。
非常食を賞味期限切れにせずに効率よく使う「ローリングストック法」をうまく活用すれば、非常食も日常の食生活を彩る特別な一品に変えることもできます。
一年に一回、半年に一回タイミングを決めて非常食の備蓄を見直し、美味しく味わいながら防災について親子や友達と話し合うのもいい機会だと思いました。
【参加者の声】
まるでカフェのランチみたい!これが非常食で作れるなんて驚きました。
しかも栄養のバランスも抜群。
アルファ化米って味気ないな〜と思っていましたが、トマトジュースや野菜ジュースで調理すると本当に美味しくてビックリでした。
これなら賞味期限が切れる前に非常食を家族で美味しくいただけますね。
災害時はもちろんですが、キャンプにも使えると思いました。
家族でアイデアを出しながら、防災のことを話しながらお料理を楽しめたらいいと思いました。
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まとめ、記録:ママコミュ!ドットコム