聴覚障がいがある児童/生徒の 命を守る防災支援事業(令和3年度大阪府福祉基金地域福祉振興助成事業)
災害が起きた時、情報が得にくい子どもたちがいます。
本事業は聴覚障がいがある児童/生徒の命を守ることを目的に、誰一人取り残さない防災をめざします。
【事業概要】
聴覚障がいがある児童/生徒は平時から情報収集・伝達の面で健常児に比べ多くの困難を抱えており、災害時には一層深刻な命の危機に直面します。
本事業は、聴覚支援学校や障がい者施設における情報収集及び調査を通して、日ごろ見落とされがちな防災の課題を明らかにします。
事業を通して、聴覚障がいがある子どもたちを対象とした防災訓練の実施及び子どもたちが災害時に抱える課題解決の方法と正確な情報入手・伝達の具体的方法やツールについて体系化した冊子を作成し、府内の支援学校や障がい者施設と共有することで誰一人取り残さない防災に取り組みます。
【事業のめざす姿】
①障がいがある子どもが災害時に取り残されないための社会の仕組みの強化
災害警報やアナウンスが聞こえないことによるリスクを回避する方法(スマホアプリやハザードマップなど)を整備・活用することで、聴覚障がいがある子どもたちが災害時に取り残されない環境を整える。
②障がいがある子どもの困難を理解し、共感と支援ができる社会の拡大
障がいがある子どもや家族が平時から抱える困難を当事者だけでなく、広く社会全体で理解し、支援できるよう、作成する冊子を用いた学習会や地域内校園との合同防災訓練などの取り組みを通して社会に理解者、支援者を拡大し、障がいのある子どもたちの命を守る活動につなげていく。
【事業の進捗】今後更新していきます。
2021年5月21日、令和3年度大阪府福祉基金地域福祉振興助成事業に採択されました。
2021年2月 聴覚支援学校において聞き取り調査及び意見交換をしました。