ママは博士 研究と子育ての両立

NPOや寄付など、社会的な問題に関する研究を行っています。現在、大学院在学中に出産した2歳の娘と小学1年生の息子を育児中です。研究というと遠い世界のように感じるかも知れませんが、日々のくらしや社会の課題を様々な分野や手法を用いて解決する方法を考え、その方法が適切か検証し、さらに、発見したことを社会に広めるという仕事です。

ただし、基本的には、他の働くお母さんと生活は何ら変わりありません。出産後は、育児と授業、仕事に追われ、出産直前まで論文を執筆し、産後は夜泣きの合間に論文を執筆する傍ら、幼稚園や保育園の備品を繕うなど、とにかく家庭内外の仕事に追われる毎日でした。体調を崩したり、出張で子どもの送迎が出来ないなど、想定外の問題に日々直面します。

出産前は、仕事とプライベートを混在することに強い抵抗がありました。しかし、産後、「私は子どもと一心同体である」ということを実感し、公私の境を無くして周囲とコミュニケーションを取るとともに、それまで以上に個人としての成果を最大限出せるように努めました。その結果、幅広い方が共に子どもと自分の成長を喜ぶ同志となり、同時に心強いサポーターとなってくれました。今では、懇親会や研究会に子どもを同伴することも増えました。

育児は私たちの生活の一部であり、育児のみを対象とした支援政策だけでは十分ではありません。また、現代は、地域のつながりも希薄になり「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」と呼ばれる、個人が社会で信頼できるネットワークを築くことは容易ではありません。ママコミュなど、自治体や地域の団体が行うイベントに積極的に参加してみてください。FacebookやLineを超えた「リアル」なつながりが見つかるかも知れません。

中嶋貴子さん プロフィール

日本学術振興会・大阪大学大学院国際公共政策研究科 特別研究員(PD)、日本NPO学会ノンプロフィット・レビュー編集主幹。内閣府国際交流事業、大阪府青少年育成活動などのボランティア活動、(公財)大阪国際交流センターでの勤務を経て、2007年大阪大学大学院国際公共政策研究科博士前期課程入学。修士号取得後、(一社)関西経済同友会に入局。経済政策、青少年育成、芸術文化分野など、幅広い政策提言や調査事業に従事。博士(国際公共政策)。2015年4月より現職。1980年生まれ。大学院在学中に2児を出産。7歳と2歳の2児を育児中。

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